盤石の王者!RIZIN LANDMARK 13 in FUKUOKA!

今大会のメインは、もはやRIZINフェザー級の絶対王者として疑いの余地がないラジャブアリ・シェイドゥラエフの一戦だった。

 

結論から言えば、勝敗以上に「差」が明確に可視化された試合だ。フェザー級という枠を超え、RIZIN全体で見ても最強の象徴と断定していい。あの圧、あの支配力、そして迷いのなさ。画面越しでも分かるが、実際に観ていると息苦しいほどの制圧感がある。

 

対する久保優太は秘策を示唆していた。正直、自分も「一発あるかもしれない」と期待していたが試合が始まった瞬間、その期待は静かに崩れた。シェイドゥラエフは序盤から距離、組み、展開のすべてで上回り、危険な局面を一切作らせない。

 

あのとき、画面の前で思わず苦笑いが出た。「これは崩せない壁だ」と。

 

 

そしてセミファイナルのダニー・サバテロ対後藤丈治も同様の構図だった。サバテロの密着型レスリングは想像以上に徹底されていて、後藤は対応の糸口を掴めないまま3Rを消化。途中、「ここで切り返せるか?」と身を乗り出したが、現実は甘くない。技術の差は、こうも残酷に時間を支配するのかと実感した。

 

ただし救いもある。前大会で秋元強真がパッチー・ミックスを打破した事実は大きい。あの試合を思い出すと、日本人選手にも確かな突破力があると分かる。さらに復帰が見込まれる鈴木千裕、そして平本蓮もいる。層は決して薄くないのだ。

 

また大会を通して感じたのは、世界基準との距離と、それでも埋められないわけではないという現実。正直、途中で自分の見立ての甘さに少し恥ずかしさもあった。だが、それも含めて観戦の醍醐味だろう。次はどこで覆るのか。その瞬間を、また見届けたい。